当社は「せんだいタウン情報 S-style」「Kappo仙台闊歩」などを発行する出版業で、2016年以降、編集長は女性が歴任してきました。「本を創るスペシャリスト」を育ててきましたが、事業全体を俯瞰するマネジメント研修の機会が十分とは言えませんでした。グループ企業の先輩受講者の成長を目の当たりにし、より総合的な視点で会社の事業を捉えられる人材を育成したいと参加を決めました。

　受講者は、変化の渦中にある事業を主導している立場にあり、いつも物怖じせず「先陣を切る」存在。それがプラス面でもありますが、部下に仕事を任せ、まとめる役割への期待もありました。受講期間中のコーチングで、その時々の悩みや理想とのギャップと向き合えたことで、様々な気づきを得たようです。プログラムで得られた知見をメンバーとの関わりの中でどう生かしていくか、期待を持って見守っていくつもりです。

　出産・育児休業を経て復職をすることは自然と選択肢の中にあり、復職後も中核で活躍し続けることを希望する社員は多くいます。社員誰もが成長し活躍できる環境を整えることは必然と考えます。さらに地域社会とともに歩みを進めるための土台として、人と組織の開発を経営の第一義に据え、ダイバーシティ経営の推進により幅広く取り組んでいきます。その中で、変革を推し進める女性リーダーの存在は欠かせません。