専業主婦から契約社員などを経て、管理職の経験がないまま社会保険労務士事務所を開業しました。これまで働いてきた職場では女性のリーダーはおらず、現在関わっている顧客企業でも女性管理職は少ない状況です。管理職とは何か、女性が管理職になるメリットを探りたいと、マネージャーコースに自ら参加しました。

　プログラム受講やコーチング、働く女性たちの生の声を聴けたことで、私自身の考え方が大きく変わり、それが仕事にも直結しています。顧客企業からの相談に対して、より女性の働きやすさや待遇改善につながる提案ができるようになりました。事務所の経営に関しても、「組織で成果を上げる」意味を深く理解できるようになり、部下の相談に乗る時間を意識的につくるようになりました。何よりの成果は、具体的なビジョンを描けたこと。これからの人生でやるべきこと、大切にしたいことが明確になりました。
　
　働く環境は法律があるだけでは守られません。女性の活躍が企業の成長につながることを顧客企業に発信し、仙台・宮城の「働きやすさ」をさらに広げていきたい。講師の一人からもらった「女性は権力を持ちなさい」という言葉を胸に、修了者ネットワークの仲間と共に社会に良い影響力を与えていきます。