受講者には知識と視野を広げて金庫の業務に役立てるとともに、友人を増やして人としての幅を広げてほしいと思い送り出しました。もともとチャレンジに積極的でしたが、さらに成長したように感じます。学びが周りに波及すればさらに何倍もの効果が出ます。プログラムの成果を金庫全体にどう発信し、還元していけばよいか考えています。

当金庫では2020年に行動計画を策定し、主に男性が担ってきた職務に女性を積極的に配置することを掲げ、渉外や融資を担当する女性を増やしています。金庫における業務の柱はお客様とのコミュニケーションです。かつて女性職員は結婚後退職するという風潮がありましたが、長く働いてもらえればそれだけ信頼関係が構築できます。貴重な人材に活躍してもらわない手はありません。将来的には「えるぼし」の認定も目指しています。

行動計画では管理職に占める女性の割合を5％以上にすることも目標にしています。人の成長は金庫の成長に、金庫の成長は地域の発展につながります。これまでのように女性はずっと支店にいるのではなく、金庫の中枢に入って本来持っている力を発揮してもらいたいと考えます。今後は女性管理職を10％、20％と増やしていけるよう当金庫もチャレンジを続けます。