これからの法人経営を考えていく上で、最重要課題は人材育成だととらえています。異業種の参加者との交流で視野を広げることが役立つと考え、マネージャーコース（管理職候補対象）とエグゼクティブコース（部長相当職・役員候補対象）のそれぞれで受講者を選抜しました。2人とも最初は戸惑っているようでしたが、「将来的に法人に還元してほしい」との期待を伝えて、背中を押しました。

　マネージャーコースの受講者は、コミュニケーションの取り方などを工夫するようになり、今の職位でも経営に携わろうという姿勢が見られるようになっています。近い将来、管理者として活躍してくれることを願っています。エグゼクティブコースの受講者は、全体を見ながら提案するようになり、法人運営を俯瞰する視点が定まってきたように感じます。さらに法人を束ねていく人材になってもらえると確信しています。

　今後は法人の中期計画で、人材育成に関する数値目標を定めたいと考えています。プログラムにも継続して参加できるよう、体制を整える予定です。