幼稚園及び保育園運営を通して、教育並びに保育を一体的に行い、女性活躍の基盤となる幅広い子育て支援活動を展開しています。開園当初から実施している在園児預かり保育、鍵っ子対策として開始した学童保育の他、完全給食やスクールバスの朝夕運行に加え、待機児童対策としての「幼稚園保育室」設置など、働く女性や時代のニーズに応じて保育環境の強化・充実を図ってきました。

　受講者が他受講者との意見交換の中で聞くことができた、働く女性や母親のリアルな声は、今回の異業種交流の場に臨んだからこそ得られた情報であり、保育の現場に新たな気づきをもたらしてくれたと感じています。今後、受講者同士のネットワークの深まりが、更なる顧客ニーズの発掘やイノベーションのヒントにつながっていくと期待しています。

　幼児教育・保育業界における事業内容の充実だけでなく、この業界の働き方改革こそが、女性が活躍する社会の土台づくりには不可欠です。とりわけ、保育者の育児休業からの復帰や子育て後の復職支援には、今後力を入れて取り組んでいかなければなりません。幸い、今回の受講によって、部下育成の手法や自分の強みの活かし方に論理的な裏付けを得た受講者が、自分らしいリーダーシップを実践中です。受講者を旗振り役に、主体的に動く人材を育てるとともに、保育者等が継続して働きやすい職場環境を目指していきます。